さぬき録

過去に観た漫画・アニメ・小説等の記録。個人メモです。

逃げても逃げても

逃げても逃げても。ねむようこ先生による漫画。全1巻。

 

漫画家の日常を描いた作品。でもエッセイでは無く、若手漫画家と若手サラリーマンデザイナーと猫のキャベツ二人(+1匹)の結婚前のいつもと変わらない日常を描いた作品。

午前零時シリーズにハマったときに書店ブラブラしてたら見つけた漫画ですが、雰囲気がとても好き。そして改めてねむようこ先生の表現の仕方も好きだなぁと思いました。

例えば時間経過や表情のちょっとした変化。コマがその一瞬一瞬を切り取っていて、その一瞬からキャラクターの心情が読み取れて、まるで映像作品のように感じました。

 

登場人物たちはコミカルで会話を見てるだけで楽しいし、悩みとかももちろん日常の悩みには共感出来る点もあるし職業的にも特殊職だけどなんだか身近な悩みだったりするのでかなり近い視点に立てるのではないかなぁ。

読み終わった後、愛着が持てるというか。ほんとに日常に居そうなキャラ達なので「めっちゃ好き!友達になりたい!」っていうより昔のクラスメイトのような感覚?親友レベルじゃないけど同窓会とか久々に会った時に盛り上がれるレベルの友達ぐらい好きになる感じ…?これ私以外に伝わるか?

キャベツはひたすら可愛い。ねむようこ先生、自画像がネコなだけあって?ネコ描くのほんと上手くてリアルネコもデフォルメネコも可愛い。デフォルメネコが掴まれていや〜〜〜って顔してるのが一番お気に入り。

 

他人の日常を覗きたい衝動のある方にオススメ…?いや、普通に日常系漫画として面白かったのでのんびり気分のときにオススメ。たまーに読み返したくなるので本棚に保管してます。