元、落ちこぼれ公爵令嬢です。WEB版
元、落ちこぼれ公爵令嬢です。
一分咲先生による小説。白取うしお先生によるコミカライズ。原作既刊1巻。漫画既刊1巻。
・前世を思い出して〜、とか乙女ゲームでやったわ〜、とか2回目の人生やりながら1回目の人生を段々思い出して〜、とかは多くあるけど、この作品はそのどれでも無かったので珍しくて一気に読み切ってしまった。(正確に言うとどれでも無いわけではなく要素としてある)
分解していけば今まであるものの組み合わせてはあるんだけども(シンデレラストーリー、悪役令嬢、乙女ゲーム、転生、チートetc)上手く組み合わされてるなぁと思った。特に印象にあるのが乙女ゲームの使い方で、他の作品とちょっと違ってアイデアとして面白いなぁと思った。クロスオーバーを見ている感覚だった。
・市井に降りるタイプの王族が好き過ぎてヴィークどんぴしゃでした。コミカライズ見たら外見も好みでした。そりゃシャーロットも目覚めてすぐカッコいい〜ってなるわな。側近と軽口叩くやつ「ファンサ感謝〜」ってなる。公務だと勿論王子が強くてプライベートだと側近の方がちょっと強くて王子がタジタジしているっていうのが絶妙に性癖のツボ。ファンサ感謝。
主人公であるクレアも性格がとても良くて気持ち良く読みすすめていけた。というかみんな性格良いのだ…。たまに側近裏切るやつあってそれはそれで良いんだけども、個人的には側近は常に味方である作品が大好きなので、今回は安心して読めた。
悪役ポジションである、シャーロットに関しては番外編まで読んで欲しい。
・物語の要である巻き戻しについて、ほんっとーにそういうの好きなので感謝でした。完全に同じストーリーではなくちょっとずつ関係性変わってるのとかが大好き。今回の場合関係性が変わってるというよりも巻き戻った時期のせいで少しずつ違うという方が正しいけど、読んでて鼻息荒くなりました。2周目入り始めが1番興奮した。
・書籍とWEB版ラスト違うらしいので早く書籍2巻読みたい…。