悪役令嬢ルートがないなんて、誰が言ったの?
悪役令嬢ルートがないなんて、誰が言ったの?
小説、既刊2巻。コミカライズ、既刊1巻。
コミカライズを読んで面白かったので、先読みのため原作小説1巻を購入して読みました。
正直なところ、う~~~ーーん????良かった………ね…????っていうのが感想でした。原作作者さまの別作品も読んでてそちらがとても好みだったので、期待も高まりすぎてたのかな。
一言で言うとあくまで『悪役令嬢ルート』でした。
ちなみに導入とか設定は大好き。
以下、若干ネタバレあり。気になったところ。
話のキーになる部分、フリージアの扱いがとても気になった。後半の盛り上がりから先はストーリーより仕組みに疑問点が多くてあまり集中出来なかった。他のレビューにも同じようなこと書いてたけど、こういうことだったか…。
いや、人のこころをなんだと思っているんだ、というかリアム、君だけでも抗ってくれ!お前の思わせぶりは何だったんだ。フェリクス、君も愛を貫いてくれ!原作乙女ゲームと若干違うセリフ行動を取ってたのはなんだったんだ。なんだったんだ?
あとアリシアちゃんの扱い。ヴィランとヒロイン入れ替わりのため、こんな扱いだったとは思うけど国の重役共は何考えてるんだー?!黒の蝶増えてるからこそアリシアの光のチカラがいるんじゃないのかー?!(もっともヒロインじゃなくなったあとアリシアが素直に黒の蝶殲滅にチカラを貸すとも思えないけど)
他の現王太子反対派の貴族とかがアリシアを囲って内戦になるのでは?!とずっと考えてた。黒の蝶増えてる現状チカラを持ったアリシアを放置しておくのは政治的にあまり良くなくない?私が王だったら攻略対象と無理矢理婚約結ばしてる。
最終的に幸せならOKです、ですが。もうちょっとどうにかなったんじゃないかな〜って思ってしまいます。あくまで『悪役令嬢ルート』ってことか。
元、落ちこぼれ公爵令嬢です。書籍版
一分咲先生による小説。2回目。書籍版読んだので改めて。
ストーリー展開もキャラもまじで好きなようだ。半年前だから忘れてるところもあるにしてもやっぱり面白いなー。
・しかし小説は2回以上、コミカライズも購入してよんでるが、タイトルと内容が何故か脳内で一致せず毎回他の令嬢ものに埋もれて探すの時間かかる。なぜ…。
・レビューとか2巻あとがきを読んで非常に驚いた!意外と辛口コメントがいる!レビュー内容読んだら納得しました。そして思った。この作品は一気に読んだほうが良い、と。
・一番の評価どころが1巻の終わり方。モヤモヤする展開だったというところが評価の分かれ目らしい。私は先にWEB版でラストまで読んでいた+2巻まで一気見したので、1巻を読んだあとは、ここで終わったのか〜続き読もう〜と軽い気持ちでしかなかった。
でも確かに1巻だけ読んだらな〜。え、、、みたいな。ここで終わるん…?続きは…?ってなりますよねぇ〜。作家としても会社としても難しいとは思うけど1巻2巻まとめて出した方が評価はもっと高かったかもしれない。
・でも終わり方に言及する人は居るけど辛口コメントの後に面白かったと書く人まあまあいるので文章書くチカラが高い作家さんなのでしょうね。そのへん私が能力低いので評価できませんが、そういうことよね。
・わざわざレビュー書く人のほうが少ないと思うので、実際は1巻読んでWEB版に飛んだ人もいたと思う。むしろ1巻読んだ人はWEB版に飛んで続きを読んでほしい。多分3巻で終わるのかな。出るのが確定してるそうで。WEB版とは違う展開、今から楽しみにしてます。
あとコミカライズの絵柄もめちゃくちゃ好きなのでラストまで書き終わりますように!
うっかり陛下の子を妊娠してしまいました〜王妃ベルタの肖像〜
うっかり陛下の子を妊娠してしまいました〜王妃ベルタの肖像〜
西野向日葵先生による小説、田中文先生によるコミカライズ。全2巻。
タイトルが微妙だけど内容は全体的に暗め。だけど主人公が悲観的ではないので読んでて鬱々する感じではない。面白かった!
読んでる途中から(ん?これ某中世貴族に似てるな?青い血重んじて子を為せなくなるとことか似てるな?)と思ってたら2巻のあとがきに某中世貴族がモデルって書いてて納得した。近親繰り返して滅亡した某一族。好きなんだよな。家系図追ってくのおもしろい。
タイトルから割と敬遠してたけども読んでみたら結構面白かった!令嬢ものはタイトルで損してるものと得してるものの差開きすぎ。センスの差なのか。TLもタイトルで損してる作品多いけどこの作品もその類い。
絵は好みがあるかも。主人公のベルタは強い女性なので好感高め。陛下はなんか…うん。これからよね。救いはあるので読後感はわりと良かった。全2巻なので読みやすい。暇なときにちょうど良い感じ。
婚約者は、私の妹に恋をする
婚約者は、私の妹に恋をする
はなぶさ先生による小説。ましろ先生によるコミカライズ。既刊1巻。
コミカライズ1巻を読んで続きが気になりなろう小説で読んだ。とりあえず現在更新分まで。
とにかく主人公イリアの境遇がツラすぎてずっと泣いてた。転生もので基本暗め。壮大な愛の物語になる(はず)。一気見するくらい面白かったけどストーリー展開はツラかった。
以下、ネタバレしかない感想。
・とにかく泣いた。なんでこんなに悲しい目に合わなきゃいけないんだってくらいイリアにとって悲しいことしか起きない。変化する努力が全く実らない。最後にカラスと出逢うための物語としてもつらすぎる…。
・イリアは全然悪くないのに周りが冷た過ぎる。ソシなんちょけも最後の方でイリアを見るようになってたけど、その前の世界のソシなんちょけはなんなんだ……。普通に嫌なヤツ。妹もキレイ過ぎる故の残酷さを持っていて、うーん……。結局はお互いがお互いをよく見てなかったから起きていたのもあるけど、にしてもね。冷た過ぎる。父親に至ってはフォロー出来るところが一切ない。母親は主の娘を愛するのは分かるけど実の娘を蔑ろにする理由は全く分からん。そこは関連性なくね?普通に愛せば良いのでは。
・愛されることに理由がないように愛されないことにも理由がないってめちゃくちゃ悲しいな。
・カラス関連のストーリーもちょっとモヤモヤしてる。まだ完結してないからなんとも言えないが。父親の魔法陣のこととか医師のこととか。ところでカラスの肉体は人形のはずだが、涙も温もりもあるんだなぁと不思議に思っていた。魔法のチカラ?
・転生(という名のパラレルワールド)もの好きなので、この作品も好きだったけど、如何せんツラすぎる!最後もっとハッピーな後日談貰えないとちょっとしんどい。
・色々不明点が残ってるのでこれで終わりではないと信じたい…!
元、落ちこぼれ公爵令嬢です。WEB版
元、落ちこぼれ公爵令嬢です。
一分咲先生による小説。白取うしお先生によるコミカライズ。原作既刊1巻。漫画既刊1巻。
・前世を思い出して〜、とか乙女ゲームでやったわ〜、とか2回目の人生やりながら1回目の人生を段々思い出して〜、とかは多くあるけど、この作品はそのどれでも無かったので珍しくて一気に読み切ってしまった。(正確に言うとどれでも無いわけではなく要素としてある)
分解していけば今まであるものの組み合わせてはあるんだけども(シンデレラストーリー、悪役令嬢、乙女ゲーム、転生、チートetc)上手く組み合わされてるなぁと思った。特に印象にあるのが乙女ゲームの使い方で、他の作品とちょっと違ってアイデアとして面白いなぁと思った。クロスオーバーを見ている感覚だった。
・市井に降りるタイプの王族が好き過ぎてヴィークどんぴしゃでした。コミカライズ見たら外見も好みでした。そりゃシャーロットも目覚めてすぐカッコいい〜ってなるわな。側近と軽口叩くやつ「ファンサ感謝〜」ってなる。公務だと勿論王子が強くてプライベートだと側近の方がちょっと強くて王子がタジタジしているっていうのが絶妙に性癖のツボ。ファンサ感謝。
主人公であるクレアも性格がとても良くて気持ち良く読みすすめていけた。というかみんな性格良いのだ…。たまに側近裏切るやつあってそれはそれで良いんだけども、個人的には側近は常に味方である作品が大好きなので、今回は安心して読めた。
悪役ポジションである、シャーロットに関しては番外編まで読んで欲しい。
・物語の要である巻き戻しについて、ほんっとーにそういうの好きなので感謝でした。完全に同じストーリーではなくちょっとずつ関係性変わってるのとかが大好き。今回の場合関係性が変わってるというよりも巻き戻った時期のせいで少しずつ違うという方が正しいけど、読んでて鼻息荒くなりました。2周目入り始めが1番興奮した。
・書籍とWEB版ラスト違うらしいので早く書籍2巻読みたい…。
異世界もの未完結作品
未完結作品かつ今読んでるものの中でおすすめの作品(続きを楽しみにしてる作品)
☆は特に好きな作品。
ちまちま更新するかも。
☆ある日、お姫さまになってしまった件について
☆怪物侯爵と契約公女
よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る
悪女は砂時計をひっくり返す
ある日、私は冷血侯爵の娘になった
☆アルバート家の令嬢は没落をご所望です
破滅エンドまっしぐらの悪役令嬢に転生したので、おいしいご飯を作って暮らします
第三王子は発光ブツにつき、直視注意!
引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番
青薔薇姫のやりなおし革命記
転生したら武闘派令嬢!?恋しなきゃ死んじゃうなんて無理ゲーです
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
勇者の嫁になりたくて
☆魔法世界の受付嬢になりたいです
☆聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました
☆ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん
☆今度は絶対に邪魔しませんっ!
☆婚約破棄から始まる悪役令嬢の監獄スローライフ
悪役令嬢になんかなりません。私は『普通の』公爵令嬢です!
嫌われたいの〜好色王の妃を全力で回避します〜
☆詐騎士
勇者の幼馴染という職業の負けヒロインに転生したので、調合師にジョブチェンジします。
歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!
まだまだ面白い作品たくさんあります。できる範囲で積極的に購読やハートで応援しましょう!NO打ち切り…!
転生婚約令嬢奮闘記
転生婚約令嬢奮闘記 わたし立派にざまぁされてみせます!
志野田みかん先生による小説。屋丸やす子先生によるコミカライズ。
原作小説は半年前には読んでて、コミカライズ読んでたらまた読み返したくなったので読み返した。ついでに感想。
前世の記憶が戻って婚約破棄+破棄後の生活のために頑張る令嬢ものです。よくあるやつ。ただ、この作品は前世の記憶はあるものの特に乙女ゲ・ロマンス小説世界に転生した訳ではないので、攻略とかは関係なくただ周りの幸せのために婚約破棄を目指す話です。主人公のユリアンヌが前向きに頑張る子なので、わりと最初から最後まで暖かい雰囲気。幸せ世界。
めちゃくちゃ目立つ作品じゃないけど何か気になっちゃうのはやっぱキャラが好きだからなのかな?主人公のユリアンヌは元々お金(権力)を振りかざして好き放題していたデブス悪役令嬢ポジションで、それは勿論好きにはなれないのですが、前世思い出してからは弟妹・両親のために頑張る努力家。努力する一生懸命な子は2次元3次元関係なく好ましい。ちゃんと前世思い出す前の記憶もありつつ、前世思い出す前のユリアンヌもちょっとは救ってあげてるのも良かった。100%どうしようもない訳ではないからね。とはいえ今までやってきたことは許されないのも確かだけどね。
正直色々とご都合主義感のある展開は否めない(ユリアンヌの政策が全部上手くいくとか周りから好かれるとこ(もっと憎まれててもおかしくないのでは)とか最後の辺りのくっつくまでの流れとか)のですが、ご都合主義でも皆幸せになれて良かったね、と思えるくらいにはキャラたちに愛着を持ちました。ハッピーエンドは暖かくなれるので好きです。1名ハッピーエンドになれてないやつが居るけど………いやー、個人的には弟のカイルが好きだったのでいっそ計画が上手くいってカイルとずっと暮す生活も良かったと思うよ?!(ただし作品として面白いかは……)。あと料理長も良いキャラしている。料理長のキャラはコミカライズの方がインパクト増し増しで好き。
若干のマイナス点を述べさせて頂けるならば、風邪引いたときのベタつきとかニオイの表現が全く全然間違ってないけどなんとなくガチで汚そうに感じて合わなかった。読む人によって感じ方が違うところだし大半の人は気にならない部分だとは思う。いや私が夢見すぎなんだ…どんだけキレイな王子でも何日も風呂入ってなければ汚いのよ…。そして他の作品だと魔法でキレイに!とか都合の良いものがあったりするけどそういうのが無いのも逆に良いとこだったりするからね。
コミカライズ是非最後までやってほしいなぁ。電子だけど、買って応援もしてますよー!