さぬき録

過去に観た漫画・アニメ・小説等の記録。個人メモです。

魔法世界の受付令嬢になりたいです

魔法世界の受付嬢になりたいです

原作まこ先生 コミカライズよね先生

コミカライズ現在3巻

 

個人的にタイトルで損してる気がする。コミカライズから入った者ですが、初めの頃はタイトル見て敬遠していたので…でもなんとなく読み始めたらストーリーがしっかりしてて面白かった。コミカライズは画力もあるから読みやすかったのも好印象だった。絵がキレイって大事。

 

この作品の好きなところは伏線を1話から入れてるところ(なのでおそらく最初から最終回までのストーリーが概ね考えられている)とかメインが恋愛じゃないけど要所要所で恋愛要素がある(甘過ぎない)とかなんですが。よく考えたらそれって「隅でいいです。構わないでくださいよ」と結構共通するところだなぁと。読み終わってから同作者さんなの知ってすごく納得した。伏線張り巡らせてるやつ好きだからこの作者さんの作品と私の好みがとても合う。タイトルでちょっと損してるのも2作品の共通点かもしれない…。

 

キャラクターはヒロイン(ナナリー)もヒーロー(アルウェス)も割とひねくれてる。お互い限定で。二人の出会い編がすごく好きです。早くコミカライズで読みたい。だいぶ先だな〜。そこまで、いやラストまで続きますように。

出稼ぎ令嬢の婚約騒動

貧乏令嬢の婚約騒動

黒湖クロコ先生による小説。

 

貧乏伯爵令嬢イリーナは、幼い頃とある祭りで身分を気にせずステージで自由に踊る公爵家の嫡男ミハエル様の姿に勇気付けられ、出稼ぎをするようになった。ある日婚約が決まった令嬢は「せめて最後に憧れの公爵様の元で働きたい」と家族に書き置きをして公爵家へ出稼ぎに行く。実は婚約相手は憧れの公爵様で…!

 

設定が面白かった!イリーナだけが婚約の事を何も知らず、知らない事で誤解が生まれたり事件が起きたり。令嬢ものに誤解は付き物ですね。ミハエル様が終始困惑してて良かった。見た目がめちゃくちゃカッコよくてキラキラしてるのに、ワタワタしてるミハエルはちょっとダサくてそのバランスがとても良かった。2巻でもワタワタしてる、というかイリーナに基本振り回されてる感じがあるのでちょっとしたダサさが滲み出てて、神様と崇められてるのに実は全然完璧じゃないところがとても魅力的です。

 

あとイラストがめちゃくちゃキレイ!というか自分の好みなんだと思う。女の子はめちゃくちゃカワイイし男の子はめちゃくちゃカッコいい。ミハエル様麗しい。最初の挿絵でショタミハエルとロリイリーナが出てくるのですがめちゃくちゃめちゃくちゃカワイイ。最高。

 

1巻は両片想いが十二分に楽しめるし、2巻はイリーナの男前を楽しめる。2巻でイリーナの弟が出てきますがイリーナの弟がとてもシスコンで良きでした。良い姉弟ですね…!!

どっちの巻も面白かったのでコミカライズどこまでやるか分かりませんが楽しみに更新を待ってます。

お狐様の異類婚姻譚 元旦那様に求婚されているところです

お狐様の異類婚姻譚 元旦那様に求婚されているところです

糸森環先生による小説。シリーズ1作目。

 

怪の里で薬屋を営む"人"と里の長である白狐のお話。タイトル通り白狐の白月が人の雪緒に求婚してます。もちろんそれだけではなく求婚を巡って様々な事件と思惑が巻き起こります。かなりハラハラする展開も多くタイトル見た時コメディだと思ってたけど全然そんな事なかった。普通に血まみれになります。甘い場面もあったりキャラ同士の楽しいやり取りもあったりはするので全体的にバランスの良い作品だったなぁという感想です。

 

個人的なオススメポイントとしては白月の弱点耳と尻尾。あとがきでもモフモフについてチラリと触れていたので多分著者様的にもオススメポイントなのでは。耳と尻尾に限らず毛の描写が上手いのかすごくモフモフしたくなるのです…。モフモフ……したい…。子狐?たちも絵は無かったけど可愛いに違いない…。

 

キャラ的には由良が好き。不憫な感じがあるし実際活躍の場面は一瞬しかないけど、鵺のような生真面目なキャラ結構好きであります。実直な感じがして。他キャラがなんかというか…クセありまくりなのでその中でも割と常識枠なのかな?と。とはいえ怪の中では、です。あしからず。作中でしれっと他の里の手伝いさせられてたの同情した。(そして笑った)なんかそういう立ち位置が似合いますね、彼は。

と書いてる内に、いやしかし宵丸のギャップも好きだな、とか雪緒の素直でありつつ賢いところとか、勿論白月の狡猾さとか良いなってなったりしてきました。ただ甘いだけじゃない。ただ優しいわけじゃない。ただ嫌なわけじゃない。そういうの距離感が個人的には好きでした。

 

ほんとのラストのラストの白月と雪緒のやり取りがめちゃくちゃ好きです。ケンカップルみたい。素のままで、もっと親交を深めてください。2巻以降もあるので時間あったら読みます。

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。

原作しき先生、漫画蓮見ナツメ先生。既刊3巻。

 

まだ終わってないけどこの作品面白くて何回も読み直してるので文字に起こす。悪役令嬢目線ではなく攻略対象である王子目線。珍しい。

ある日婚約者として出会った令嬢バーティアは出会うなり「私は悪役令嬢でなのですわ。わたしの役目は婚約破棄されてギャフンされる事なのですわ!!」などと言い出す。スーパーなんでも出来るボーイ王太子セシルのつまらなかった日常は突拍子もない彼女を観察することで彩られていく…!的な物語です。

 

悪役令嬢ものにしても乙女ゲームにしてもそもそもヒーロー目線ってあんまりないので設定勝ちしてる気がする。たまに目線が色々と変わる作品がある(主人公目線だったり幼馴染目線だったりヒーロー目線だったりするやつ)けど、今回は転生してない人目線オンリーなので真相の部分(乙女ゲームの設定が多分キモ)が隠された状態で進んでいくのでその部分の解明も楽しみのひとつになってます。乙女ゲーム設定がちゃんと活かされてるって感じがして好き。

そして悪役?令嬢のティアがあまりにお転婆というか突拍子もないので読んでて飽きない。次は何を言い出すのやら的な。ボケツッコミの関係はどの作品であっても大事だなぁと思う。ツッコミはとても大事…!あと照れてる姿とか普通にセシルに惚れてるとことかめちゃくちゃかわゆいです。幸せになってくれ〜。

 

コミックス4巻今月末発売予定。ストーリーは連載で見たけどめちゃくちゃ楽しみ〜。そして連載の方もかなり最終章。二人が幸せになる未来を…!

龍の花わずらい

龍の花わずらい

草川為先生による漫画。全7巻。

 

2019年個人的大賞受賞作品。色々遅い…。とにかく面白かったー!!!!最近転生令嬢とか薬屋とかにハマってるのもあり、後宮とか姫とかって言葉についつい反応してしまうんですが、この作品に出会えて良かったと、転生令嬢にハマって良かった…と思っております。やっぱり花ゆめって最高だ。

読み終わってからだいぶ経つので微妙に薄めの感想。改めて読んだら更新したい。

 

砂漠地帯のとある街が舞台。中華っぽい?

主人公のシャクヤは龍の都の姫。幼い頃から婚約者(ルシン)が居たが、その婚約者はある日突然行方不明になる。代わりに別の者(クワン)が婚約者になりそれなりに仲睦まじくやっていた。が、数年後、行方不明になっていたルシンが突然、記憶を失った状態で帰郷。婚約者が二人になってしまい、どちらが婚約者に相応しいのか、さぁ大変。ってな感じです。

 

何が良いって、まず絵が良い。なんとなく絵は人を選ぶかも?ですが、私は草川先生の薄めな絵が大好きなんです…花夢って感じでとても好き…。先生の書く男性もかっこよだし、女性も可愛いキレイだけでなくカッコよさを持っているところがとても好き。ちょっと童顔なのも良い。

 

あとストーリーも良い。本筋にもなってる、もともと婚約者は一人なのに突然二人になってしまい選ばなければならなくなってしまう、その立場からくる揺らぎとかそういう心の変化が読んでて面白かった。特に後半の、クワンに一途なはずなのに段々ルシンが大切になってる感じとか、とても良きでした…。

なんというか当て馬っぽいキャラは応援したくなる派なので…。あでも最後の方のクワンもすごくすごく好き。ああいうキャラは良いね。フフフ……。

キャラといえば、シャクヤが龍に変身したときの表情もコミカルでとても良いですね。

 

ルシンとシャクヤの関係性が好きだ。最初から最後まで。でもクワンとシャクヤの関係性も好きだ。あと侍女とシャクヤの関係性も好き。つまりはみんな好きだ。

相変わらずショタコンなので作中のルシン幼少期が最高でした。何あの可愛い生物。

イヤシラシイ!

イヤシラシイ!久賀流先生による漫画。全2巻。

これ、スッカリ忘れてたというか当然の如くオススメ作品だったので今まで書いてなかったことにビックリした。

ブラック企業?に疲れた幼馴染の成人男性2人が日々疲れた身体と心を癒やすべく思い付きで色々試す話。ショートゆるギャグ。面白い。

 

タイトルはエロ系を想像させる(それが狙いらしい)がそんなことは全くなくギャグ漫画。たまにBLっぽさを見せるがコイツラはBLにはならない安心感が何故かある不思議。

オススメ回は基本全部だけどもアロマキャンドル回と茶室回。どちらも表紙になってる回。一番好きな回はホワイトデーかな。深谷の業はサービス業を経験した者ならば共感性しかない。あと数少ない友人らで集まる回もコイツら友達居たんだな…ホロリって安心感に癒やされた。

あと、熊谷がひたすらバカなことをして深谷がクールにヤレヤレする流れと見せかけて深谷意外とノリ良いのが個人的に好きであります。熊谷の設定の中で一番好きな設定が『少女漫画の主人公タイプだから主人公以外の女の子にはモテない。かつ23年間主人公の女の子が現れてないので彼女がいない』です。この愛すべきバカ最高ですわ…。

 

久賀流先生が続きは出来れば書きたい的な発言をTwitterでしてたのでずっと待っております…!先生ー!待ってますー!!!!

まぼろしまたね

まぼろしまたね。

糸なつみ先生による漫画。既刊2巻(2020年2月現在)。

 

pixivコミックで発掘した作品。これ…え、おもしろ…読まな……ってなった。SF系?

1話のアバンが衝撃的で1ページ目からグッと引き込まれた。カラーもめちゃくちゃキレイ。

なんていえば良いんだ…?主人公が幼馴染を死なせない為に色々する話って言うとなんか転生ものっぽく聴こえちゃうな……。とにかく見てみてくれー!

まぼろしまたね | 糸なつみ #pixivコミック https://comic.pixiv.net/works/5975

これで見れるかな?

 

現在連載中なので是非興味のある方は…応援と購入をば…。タイムパラドックスとか好きな人は好きかも…?絵は少女漫画チックですが内容は恋愛的な心情ではなくと人間的な心情?親愛とか複雑な家庭に居る中学生的心情というか……日本語下手すぎて伝わらない!!とにかく見てみてくれー!

 

文章構成力とか日本語力を上げるのもココを更新してる理由のひとつなんだが一向に上がる気配がないの、もはや日本語の才能がないと言っても良いのかもしれない。