さぬき録

過去に観た漫画・アニメ・小説等の記録。個人メモです。

龍の花わずらい

龍の花わずらい

草川為先生による漫画。全7巻。

 

2019年個人的大賞受賞作品。色々遅い…。とにかく面白かったー!!!!最近転生令嬢とか薬屋とかにハマってるのもあり、後宮とか姫とかって言葉についつい反応してしまうんですが、この作品に出会えて良かったと、転生令嬢にハマって良かった…と思っております。やっぱり花ゆめって最高だ。

読み終わってからだいぶ経つので微妙に薄めの感想。改めて読んだら更新したい。

 

砂漠地帯のとある街が舞台。中華っぽい?

主人公のシャクヤは龍の都の姫。幼い頃から婚約者(ルシン)が居たが、その婚約者はある日突然行方不明になる。代わりに別の者(クワン)が婚約者になりそれなりに仲睦まじくやっていた。が、数年後、行方不明になっていたルシンが突然、記憶を失った状態で帰郷。婚約者が二人になってしまい、どちらが婚約者に相応しいのか、さぁ大変。ってな感じです。

 

何が良いって、まず絵が良い。なんとなく絵は人を選ぶかも?ですが、私は草川先生の薄めな絵が大好きなんです…花夢って感じでとても好き…。先生の書く男性もかっこよだし、女性も可愛いキレイだけでなくカッコよさを持っているところがとても好き。ちょっと童顔なのも良い。

 

あとストーリーも良い。本筋にもなってる、もともと婚約者は一人なのに突然二人になってしまい選ばなければならなくなってしまう、その立場からくる揺らぎとかそういう心の変化が読んでて面白かった。特に後半の、クワンに一途なはずなのに段々ルシンが大切になってる感じとか、とても良きでした…。

なんというか当て馬っぽいキャラは応援したくなる派なので…。あでも最後の方のクワンもすごくすごく好き。ああいうキャラは良いね。フフフ……。

キャラといえば、シャクヤが龍に変身したときの表情もコミカルでとても良いですね。

 

ルシンとシャクヤの関係性が好きだ。最初から最後まで。でもクワンとシャクヤの関係性も好きだ。あと侍女とシャクヤの関係性も好き。つまりはみんな好きだ。

相変わらずショタコンなので作中のルシン幼少期が最高でした。何あの可愛い生物。