さぬき録

過去に観た漫画・アニメ・小説等の記録。個人メモです。

婚約者が悪役で困っています

婚約者が悪役で困っています

散茶先生による小説。みつのはち先生によりコミカライズ化。

 

主人公が乙女ゲーの主要キャラ…ではなくモブ。なのに主要キャラに婚約を申し込まれて…、という物語。

よくある令嬢ものとはちょっと設定が違うので気になって読んでました。最初はコミカライズから入ったので、いつものごとくキャラたちの幼少期に癒やされ読み始めました。かわいい。婚約者である(になる)ベルンの幼少期めちゃくちゃ可愛い。実際は壮絶な過去を持ってるんですが、とりあえず見た目に癒やされる…。(ずっと幼少期のままストーリーが進む話出ないかなぁ……)

あと乙女ゲーでは悪役令嬢として扱われているカタレーナはただのツンデレになっていて、これまた可愛い。やはり令嬢はツンデレでなければ…。普段は威張りくさってたりワガママを言ったりするのに、ふと我に返って謝罪したり落ち込んだりするのって可愛いよね。それが幼女or幼男だと尚良。素晴らしい組み合わせ…。

 

物語は学園に入り乙女ゲーの年齢設定に追いついてから展開していきます。毎度思うけど、こういう令嬢もので出てくる乙女ゲー主人公って二分化されるよね…性格がめちゃくちゃ良いか、めちゃくちゃ腹黒か。あとヒーロー核の人もね。めちゃくちゃ直情かめちゃくちゃ腹黒か。今まで読んできた令嬢ものはどちらかが腹黒のやつばかりだったから全員腹黒のストーリーとか観たいなぁ…。腹の探り合い…ミステリー的で良い…。令嬢ものをついつい読んでしまうのはストーリーの終盤は謎解きとか追い詰めとかになって、ミステリー的だからかもしれない。物語の点と点が繋がる瞬間はどんなストーリーでも快感。あの解放感は止められない…。