さぬき録

過去に観た漫画・アニメ・小説等の記録。個人メモです。

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

永瀬さらさ先生原作。柚アンコ先生によるコミカライズ。

 

なろう発コミカライズ版読みました。前世でプレイした乙女ゲームのライバルキャラ(悪役令嬢)に転生してた事に気付いたので庶民落ちフラグ回避のために奮闘するぜ!、ってやつです。よくある転生ものです。

 

……が、この作品はストーリーのテンポが良くて読みやすいです。転生ものって状況が特殊なので状況説明で長々と文章書いてる場合がありますが、それが無くてすんなり読めます。またコメディ調で進んで行くので状況は重い(婚約破棄)ですが全体としては重くならないのもテンポが良い理由の1つかと。

 

あと主人公アイリーンがまたガッツある人で読んでて気持ちいい!悪役令嬢となってしまった経緯もちゃんと出来てるし、今まで読んだ中で新しいなと思ったのが事業政策に関わってるんですよね、彼女。働く女性は美しい、というか魅力的。なんで令嬢が事業に関わってるのかは謎(多分アレが理由?明確にはまだ出てなかったはず…)ですが、そんな彼女に対して全員が迫害じみた事をしているのではなく、正常な評価を下してる人もちゃんと居るし、なんだろ…自分の立場と状況を理解して最善を考えながら行動してるので多少突拍子も無い行動をしたりしますが地に足ついてる感じがします。

 

なろう系ってタイトルで掴みを取らないといけないからかタイトルで損してる作品が多いと思うんですよねぇ。面白いのに。

ただ、原作未読だしまだ1巻しか読んでないのでこれからどうなるかはナゾ。