さぬき録

過去に観た漫画・アニメ・小説等の記録。個人メモです。

薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと

日向夏先生による小説。小説になろう発、ヒーロー文庫にて書籍化。2社よりコミカライズ連載中。

中国をモデルとした架空の東洋の帝国が舞台。花街の薬屋で働く薬師の猫猫はいつものように薬にするための薬草の採取に出かけていたところ、人さらいに会い後宮に下女として売られてしまう。2年の年季を終えてさっさと花街に帰ろうと考えていた猫猫だったが、下女仲間から『呪い』の噂を聞く。毒への強い探究心に背中を押され後宮の闇へと足を踏み入れてしまう猫猫であった。

 

Twitterの漫画広告で知り、漫画サイトで1巻無料だったので読みました。まんまとハマりました。中華系後宮?の作品を見るのは彩雲国物語以来で知識が乏しいのですが、最初にコミカライズから入ったのでイメージしやすく小説も地の文が三人称視点(たまに一人称?)で状況が分かりやすく読みやすかったです。

個人的趣向として、鈍感無愛想キャラも好きだし、その鈍感無愛想キャラの才を見出して立場の上の者が「やるじゃんオメェ」と構い尽くすという構図が好きなのでドンピシャでした(ひとりごとの場合『才を見出して』とは多少異なりますが…)。テニプリ跡部様の夢小説「あーん?俺様に逆らうとは面白い女だな。気に入ったぜ」みたいなやつです。(※ジンシさまは跡部様とは異なります…!あしからず…!最初期は笑顔で押し通す系上司。イケメンなので許される。段々情けなくなる、そして作者様からの扱いも雑になる。最高の公式イジられキャラと化す。ステキか)

 

コミカライズはサンデーGX連載中の倉田三ノ路先生のものしか読んだことはありませんが、ビッグガンガン連載中のねこクラゲ先生のほうがセリフは原作に忠実とのこと。どちらも画力は高く、好みは人それぞれのようです。

メディア展開が多いので近いうちアニメ化すると予想。待ってます。